Yuzo Gallery Top  ◆2004

2004/4/11

この2日ほど、気持ちが重たかって
今朝10時に布団から出てラジオを聞いたら、なんとかうまい事行きそうやて言うてて…
うれし涙がでで、ふ〜っと溜息がでた。そやし、今日は春の唄を一杯、心から唄いたい。
今日はぎょうさん新曲を持ってきてるし…」
いつにも増して、すごくリラックスしておられる様子。心から安堵したという様子。

私は新曲という言葉に思わず反応してしまった。(笑)



『もう春かな』 
ハーモニカホルダーにカズーをつけて 
1曲目からのどかな雰囲気。
1部

もう春かな
うぐいすが鳴いたよ
夜を重ねて
マンゴーシャワーラブレター
小松ちゃん
花の都/ペシャワール
二千円札
アンコールへの道


『うぐいすが鳴いたよ』
「もう随分前に作った唄です」と
曲の合間に笑いながら…
エンディングは、吹けるひとは口笛♪を
吹けないひとは、ホーホケキョ♪と曲に合わせる。
音を置きにいくようなギターで終わった。


『夜を重ねて』
「なんか嬉しいねん」と
ほんまに嬉しそうな勇造さんの笑顔。
それでも、“孤独な兵隊♪”という歌詞が胸に刺さる。


『マンゴーシャワーラブレター』
ハーモニカを用意して
「自分で言うのもなんやけど、ええ唄やなあって思てしまう。
ちょうどタイで雨を見た時にできた唄です。
雨が命に変わるのを初めて気付いて…」
♪命半分 生きてしまった
♪命半分 生きてこれた
この唄はまさに命の賛歌だと思う。大好き!

「春はどういうわけか、ぎょうさん唄ができるんです」
そう…勇造さんは暖かいのがきっと好きやねんな。
その嬉しさが自然と唄になっていくような…



『小松ちゃん』
右手のコードを押える手がすごく丁寧。
♪なくしてわかる 大切さ
♪会いたいときは もういない
ハーモニカがよく通っている。






『花の都/ペシャワール』
この日、私と同行した遠方からの友人がいた。
彼女は勇造さんを聴くのはこの日で二度目。
以前、ペシャワールを聴いて衝撃を受けたと言っていたので
勇造さんにその話をしておいたら、唄ってくださったのか。
いや…もともと唄う予定の唄だったかもしれへんけど
ファンというのは勝手なもので
自分のために、あの子のために唄ってくれはったと思ってしまう。
ほんま、すみません。そう思わせといてください。(笑)
「遠くで唄ってくれていた人もいたみたいで…」というMCの
その一言だけが頼り。(笑)




『二千円札』
「普段唄わへん唄が、丁度挟まってたさかい…」
と、譜面台の歌詞を用意してはる間にでてきた譜面に
目を落として笑う勇造さん。
はて、何の曲を???と思っていたら
♪なんで作った 二千円札〜
風刺が利いていて陽気!!
「そうやそや!」という掛け声がかかる。




『アンコールへの道』
軽やかな和音を爪弾きながら始まるイントロが好き。
3フィンガーのイントロ…と思っていたら
勇造さんはもう1本加えて
どうやら4フィンガーで弾いてはるみたい。
埃っぽい道をガタゴト走っている感じがする。
和音で切るように終る。




J200って、肩の辺りが
妙に色っぽいギターやなと、改めて感じた。





左手がなでるように
指板をはっていく。







勇造さんの手って綺麗やなあっていつも思う。
色艶がよい、というか…いきいきしてる。
クラプトンはちゃんとオイルを塗って手入れしているって
聞いた事があるけれど
勇造さんはなんか指先の手入れをしてはるんかな?


1部と2部の間に、勇造さんは遠方からの友人と話をしてくださっていた。
彼女はペシャワールで涙していた。
そう…心の奥に届いたんだよね。よかった…
勇造さん、ありがとう!


見つけてしまった…
チューニングメーターの横に
「OUT」「IN」の大きな文字のテープ。
スイッチの方向を間違わないように…だけど…
うっふっふ〜!たのしっ。(*^m^*)

2部

新曲
新曲
ブルーズをやろうぜ
大きな自由
クイーンエリザベス
走れアルマジロ
OKINAWA ON MY MIND


『新曲(田中一村)』
「初めて人前で唄うんやけど
メロディーが難しいし、へたやで。(笑)
けど、へたな瞬間に出会えたと思て!」はいはい。(笑)

♪感じたことを 形にしたい
♪望みはそれだけ
♪1輪の花を 1本の草を
♪1匹の虫を 1個の石を 描く
(歌詞はうろ覚えです)


唄い終わってから
「いや〜っ、割りと良かったな〜」と晴々した顔でにっこり。
それに応えて
私の横のグァテマラから一時帰国されているファンの方が
大きな拍手をされていた。



『新曲(名前なし』
「京都に来たさかいに聴ける唄です」
♪四条河原町路地裏に
♪好きなところが あったんや
♪そいつは映画館 名前は美松
♪シネマコンプレックスばっかりじゃ
♪なんか寂しい気がしてしまう
(歌詞はうろ覚えです)

そうそう、偶然にもその映画館とカンチがちょっと訳あり。
路地裏ゆえに改装工事ができなくて廃館になってしまったそう。


『ブルーズをやろうぜ』
小さい音でリズミカルに始まる。
やっぱり、ブルーズはええな。


『大きな自由』
のびのびとしている。
歌詞の曲乗りがいい唄やなあって、改めて感じた。
歌詞とメロディーの間に無理がないなあって…
右足でドンドンとリズムが刻まれる。



『クイーンエリザベス』
久し振りに聴く曲。
「砂糖菓子みたい」というフレーズで
いつも淡い色がついた光景が頭に浮かぶ。
ギターと同じ表情をして弾いてはった。







『走れアルマジロ』
軽いギターの音。
♪だいじょうぶ なんとかなるさ
♪だいじょうぶ なんとかなるさ
♪だいじょうぶ なんとかなるやろ!(笑)
草原と風を感じる唄。


「ここでビックニュース…
11月7日、カラワンの30周年記念のライヴを高槻でやります」
カラワンはやっぱりすごいって。



『OKINAWA ON MY MIND』
「春になって、夏の初めのような気配を感じながら」



左手をネックの下から上に滑らせた音が
なんとも心地よい風を感じながら、一応終った。(!)

アンコール

桜吹雪
バーンサーンラック
11時の鐘




『桜吹雪』
南風楽天でこの曲を聴くのは初めて。
この日、ほんとに大雪のような桜吹雪を見たので
その光景が頭に浮かぶ。
この日私と一緒にライヴになだれ込んだみんなも
きっとそうだったろうと思う。

『バーンサーンラック』
「最後にこの唄を聴いてもらいたいな、と思て」
初めて聴く曲。
バーンサーンラック…愛を編む家という意味。
♪タイ人と日本人
♪二人のお母さんと 6人の子供が暮している
♪小さな手でよく食べて
♪小さな手で食器を片付ける
実在する方を唄った、愛情を感じる暖かい唄だ。


そしてゆっくりと
『11時の鐘』の唄でライヴは終った。




「今日も好きな唄をぎょうさん唄わしてもらいました。お〜きに!」
「今日は嬉しかったさかいに、1年ぶりに1番好きなギターを持ってきました」
最初に舞台で見た時はわからなかった、古い方のJ200。
カンチが言うには
「ブリッジが違うやろ?糸巻きが違うやろ?ボディの色が違うやろ?」
そう言われて再度見ると、なるほど…ふむふむ…
けど、そういうのって、ギターの好きな人にしかわからへん、ちょっと暗号みたいなもんやね。
でも、段々詳しくなっていく自分が怖いような…(笑)
随分使い込んで、きっと扱いがデリケートなんだろうけれど、ほんまによく鳴っていた。

この日は朝から別のイベントで
大の大人が、桜吹雪を見ながら大笑い、大騒ぎをしていた。
そのあと、計ったように勇造さんのライヴがあったのが幸運。
おなじみさんはもちろん
まだ勇造さんを2度目という人たちや
この日が初めてという人たち…総勢11人でライヴになだれ込んだ。
こんな機会、めったにないもん。みんなで揃って行けたことが嬉しかった。
ライヴが終ってから…みんなほんとに満足している顔をしていたのが更に嬉しかった。
勇造さんの唄、初めての人の心にも響いたみたい。
みんなは、勇造さんがすごく自然体なのに驚いた様子だった。
そう…私、こんな唄を聴いてるねん。
こんな唄を聴かせてもらってるねん。
勇造さんを聴いてもらいながら、いつもの私をちょっと見てもらえたようで
なんか嬉しかった!

暖かい春の一日がゆっくり終った。
みんないい笑顔で帰りました。
勇造さん、お〜きにでした!



お断り
このレポを書く過程の中で、情勢は大きく変わりました。
案じておられた勇造さんの顔を思い浮かべながら、人質となった方々が解放される日を心待ちにしていました。
どうにかみなさんが無事解放され、喜ばしい事とは言うものの、まだまだ問題は解決していません。
その点ご理解の上ご覧いただければ幸いです。(さくら)